脱炭素への取組み

DECARDONIZATION

SBT認定を取得しました

1.SBT (Science Based Targets)とは?
SBT (Science Based Targets)は、パリ協定(世界の気温上昇を産業革命前より2℃を十分に下回る水準に抑え、1.5℃に抑えることを目指すもの)が求める水準と整合し、5年~15年先を目標年として企業が設定する温室効果ガス排出削減目標のことです。

SBTの認定は、事業活動に関するサプライチェーン全体のCO2排出量を把握し、パリ協定の水準に沿って、事業活動によって排出されるCO2を削減することを宣言した企業に与えられます。つまり、SBT認定企業は、自社のCO2排出に対し、2050年までのカーボンニュートラルの実現を宣言した企業となります。

2.削減目標
当社はこの目標に賛同し、2021年度に排出したサプライチェーン全体のCO2排出量を算定し、2030年に向けたCO2の削減目標を設定いたしました。
2021年度を基準年とし、2030年までに当社で利用する燃料や電力消費に伴ったCO2排出量を42%削減いたします。また、削減目標達成に向け次のようなアクションを実行いたします。
・環境マネジメントシステムを推進し、CO2削減を進める。
・再生可能エネルギーの導入を検討する。
・非化石証書やJ-クレジットを利用し、目標を達成する。

当社は「資源循環事業を通して、持続可能な社会を実現させる」というアカルタスグループの経営理念に基づき、廃棄物の処理・資源循環システムの脱炭素化に積極的に取り組み、地域の脱炭素化にも貢献できるように取り組んでまいります。

第3回「脱炭素先行地域」に選定

当社は、環境省が募集する「第3回脱炭素先行地域」において、松江市及び共同提案各者と提案を行い、令和 5年 4月に脱炭素先行地域に選定されました。

炭素先行地域とは?

2030 年までにカーボンニュートラルを実現する、全国のモデルとなる地域です。民生部門の電力消費に伴う CO2 排出の実質ゼロや、運輸部門や熱利用等を含む温室効果ガス排出削減について、国全体の 2030 年度目標と整合する削減を地域特性に応じて実現します。

アースサポートの役割

当社はこの取組みの中で、太陽光パネルのリユース・リサイクルに関する事業を担う予定となっております。

PPA モデル(※)による自家消費型太陽光発電の導入

本社工場や事務所屋根に太陽光発電パネルを約 500 枚設置し、発電により得られた電力を場内で利用しています。設置パネル数は約 500 枚となっており、本社で使用する電力の 7.3%相当を再生可能エネルギーで賄うことが可能となりました。


太陽光パネル出力:210.80kW
年間自家消費量(推定):215,873kWh
設置モジュール数:496枚

(※)「 Power Purchase Agreement(電力販売契約)モデル」の略。PPA 事業者が企業等の敷地に太陽光発電設備を無償で設置し、発電した電力を企業側が購入(自家消費)するビジネスモデル