中間処理・リサイクル

INSTITUTION

中間処分・リサイクルの各施設

焼却炉(サーマルリサイクルプラント)

焼却炉(サーマルリサイクルプラント)は、平成14年12月1日に強化されたダイオキシン規制に対応できるように、山陰地方で初めて完全対応した最新型焼却炉です。高温燃焼、急速冷却によりダイオキシン類を削減し、消石灰・活性炭噴霧及びバグフィルターによる高度な排ガス処理を備えています。廃棄物の焼却熱を利用し(サーマルリサイクル)汚泥乾燥施設も併用しています。

焼却施設

処理能力
60t/日
稼働時間
24時間
処理品目
一般廃棄物、廃油、廃酸、廃アルカリ、廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くず、動植物性 残さ、ゴムくず、金属くず、ガラスくず等、感染性廃棄物

汚泥乾燥施設

処理能力
9.6㎥/日
稼働時間
12時間
処理品目
汚泥

RPF(廃棄物固形燃料)プラント

RPF は Refuse Paper & Plastics Fuel の略で、廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くずを破砕・混合し、圧縮成形したものです。RPF は石炭と同じくらいのエネルギーを持ちながら廃棄物を利用した環境にやさしい燃料として注目を集めています。当社で製造した RPF は、米子の王子製紙㈱米子工場様等へ納品しボイラーの燃料として利用されております。 産業廃棄物の中で多く排出される廃プラスチック類は、今まで焼却処分や埋立処分されてきましたが、RPFという固形燃料に加工することで、新たな資源として再利用でき、ゼロエミッションへ向けて大きく貢献することとなりました。

処理能力
72t/日
稼働時間
24時間
処理品目
廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くず

混合廃棄物選別リサイクルプラント

山陰地方初の選別ラインとして平成12年7月に第1基を建設しました。主に建設系廃棄物を選別する施設で、大型廃棄物を処理できる破砕機を併設しており、ベルトコンベアによって運ばれた廃棄物は、トロンメル(ふるい)により砂や残さを取り除いた後、人手による手選別、磁石による磁選別を行います。ふるい下の残さを細かく精選別することでリサイクルを推進しています。

処理能力
破砕施設 4.9t/日、選別施設 72t/日
稼働時間
破砕施設 8時間、選別施設 24時間
処理品目
廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くず、ゴムくず、金属くず、ガラスくず等、がれき類、廃乾電池

事業系不燃物(袋ごみ)選別リサイクルプラント

袋に入った事業系不燃物(プラスチック、空缶、ガラス瓶など)を選別する専用の選別施設を設置です。破袋機も併設しており、袋のみ破袋します。袋の中に入っていた廃棄物は、振動傾斜を利用したバリスティックセパレーターにより、軽量物と重量物に自動選別後、磁力選別、非鉄選別、光学選別により、オートメーション化をした最新の選別施設となっています。

処理能力
76.8t/日
稼働時間
24時間
処理品目
廃プラスチック類、紙くず、木くず、繊維くず、ゴムくず、金属くず、ガラスくず等、がれき類、廃乾電池

汚泥脱水施設

様々な汚泥の性質にあわせて、凝集剤及び ph調整剤を調合し、スクリューブレス方式により汚泥を脱水します。含水率は 50 ~ 60%と非常に低く、全自動運転により効率的な処理を行っています。汚泥貯留槽も併設しており、100㎥以上の汚泥を保管できます。

処理能力
133.2㎥ /日
稼働時間
24時間
処理品目
汚泥

太陽光パネルリサイクルプラント

令和6年2月1日に島根初の「廃太陽光パネルリサイクル施設」として設置されました。当社の太陽光パネルリサイクルプラントは、製品寿命により廃棄となるパネル以外にも、水害や台風等の災害により発生した変形したパネルについてもリサイクルが可能です。

処理能力
244.5㎏/時間
稼働時間
8時間
処理品目
廃プラスチック類、金属くず、ガラスくず等(廃太陽光発電パネルに限る)

太陽光パネル施設のご紹介

がれき類破砕施設(ガラパゴス)

ガラパゴスは自走式のがれき類破砕施設で、コンクリートガラ、アスファルトガラを破砕し、再生砕石にリサイクルする施設です。島根県では建設リサイクル法の再資源化施設として適用を受けております。移動式ですので、建設現場へ出張し、現地にて破砕することも可能です。

処理能力
680t/日
稼働時間
8時間
処理品目
がれき類

蛍光管破砕施設

直管蛍光灯や電球型蛍光灯などの蛍光管を破砕する施設となっています。蛍光管には微量の水銀が含まれていますが、付属の集塵機を利用することで、破砕時に発生する水銀蒸気やガラス片などが飛散しないよう、安全かつ環境にも配慮した処理を実現しています。

処理能力
4t/日
稼働時間
8時間
処理品目
廃蛍光管(金属くず、ガラスくず等)

圧縮施設(ベーラー)

ダンボールなどの古紙や空き缶などの金属くず、軟性のプラスチック類を四角状に圧縮・成型する施設です。圧縮をすることにより、運搬効率が向上し、CO2の削減等に寄与します。圧縮された廃棄物は、各再生事業者へ売却されます。

処理能力
232.8t/日
稼働時間
24時間
処理品目
一般廃棄物(古紙)、廃プラスチック類、紙くず、金属くず

発泡スチロール溶融施設

梱包材などに使用される発泡スチロールは、リサイクルし再資源として有効活用しています。回収した発泡スチロールは、溶融施設にて熱をかけ、圧縮しインゴットという塊を製造します。このインゴットはプラスチック文具などへ再生されます。

処理能力
400㎏/日
稼働時間
8時間
処理品目
廃プラスチック類(発泡スチロール)

汚泥造粒固化施設(移動式)

建設工事や堀削工事に伴って発生する無機汚泥(ベントナイト汚泥、セメントミルクなど)を工事現場内で短時間に建設資材としてリサイクルする画期的なプラントです。処理工程で排水の発生はなく、現場でそのまま土壌改良剤として利用できます。日本各地のトンネルやダムの建設公共工事で利用されている実績をもつ施設です。

処理能力
120㎤/日
稼働時間
8時間
処理品目
汚泥(無機)

安定型最終処分場

松江クリーン最終処分場

安定型の産業廃棄物(廃プラスチック類、金属くず、ゴムくず、ガラス及び陶磁器くず、がれき類)の最終処分場を運営しており、リサイクル処理が困難な廃棄物を安全かつ適正に埋立処理することにより、地域・自然・生活環境の保全を図ることを目指しております。

スレート、 P タイル、サイディング等の非飛散性アスベスト 石綿含有産業廃棄物:レベル 3) の埋立処理を行っております。

埋立面積
9645.4㎡
埋立容量
111,514.4㎡
許可品目
廃プラスチック類、金属くず、ゴムくず、ガラス及び陶磁器くず、がれき類(石綿含有産業廃棄物を含む)